わくわくさんとゴロリの現在2026|不仲説の真相と声優逝去の裏側
1990年から2013年まで23年間にわたりNHK Eテレ(旧・教育テレビ)で放送され、平成の子供たちを熱狂させた伝説の工作番組『つくってあそぼ』。赤いキャスケット帽に丸メガネがトレードマークの「わくわくさん」と、少しお茶目で手先が器用なクマの「ゴロリ」の掛け合いは、今なお多くの人々の記憶に刻まれています。
放送終了から長い年月が経った2026年現在、SNSやWeb上では「ゴロリの声優さんはどうなったのか?」「実は二人に不仲説があったというのは本当か?」といった疑問や、演者である久保田雅人さんの現在の精力的な活動動向について、親世代となった当時の視聴者を中心に再び強い関心が寄せられています。本稿では、当時の取材手記や公の証言を丹念に紐解き、二人が築き上げた深い絆と真実のドラマを余すところなくお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:わくわくさん役の久保田雅人氏は2026年現在もYouTubeや全国の工作ショーで現役バリバリの活動を継続中。
- 要点2:ゴロリの声を務めた名優・中村秀利氏は2014年にくも膜下出血のため逝去、訃報に際し久保田氏は深い哀悼を捧げた。
- 要点3:ネット上の「不仲説」は完全なデマであり、実際は阿吽の呼吸で番組を支え合った23年間の崇高な戦友関係である。
【2026年最新情報】わくわくさん(久保田雅人)の現在とYouTubeでの挑戦
番組終了から10年以上が経過した2026年現在、わくわくさんこと久保田雅人(くぼた まさと)さんは、60代半ばを迎えてなお、衰え知らずのバイタリティで工作の楽しさを伝え続けています。テレビのレギュラー放送を離れた後も、その活動の軸足がブレることはありませんでした。
主な活動拠点の一つとなっているのが、公式YouTubeチャンネル『わくわくさんの工作教室』です。動画配信黎明期からスタートした同チャンネルでは、身近な牛乳パックやトイレットペーパーの芯、紙コップを使った工作アイデアを惜しみなく披露。動画内ではお馴染みのテンポ良い語り口と神がかったハサミ捌き健在で、かつて番組を見て育った世代が「自分の子どもと一緒に工作を真似している」とコメント欄に書き込むなど、世代を超えたコミュニティが形成されています。
さらに久保田さんは、全国各地の幼稚園、保育園、商業施設、市民ホールを巡るリアルな「工作ライブショー」を年間多数開催しています。現場取材の関係者によると、舞台上の久保田さんは子どもたちの予測不能な反応を瞬時に拾い上げ、会場を一瞬で笑顔に変えてしまう圧巻のステージングを見せており、まさに生涯現役のエンターテイナーとして走り続けています。

ゴロリの声優・中村秀利さんの逝去理由と「中の人」が守り抜いた奇跡の絆
わくわくさんの最高の相棒として愛されたゴロリですが、その温かみのある声を担当していた声優の中村秀利(なかむら ひでとし)さんは、2014年12月24日、くも膜下出血のため60歳の若さで急逝されました。洋画吹き替えではブルース・ウィリスのフィックス(専属声優)として数々の名作に声を当て、アニメやナレーションでも第一線で活躍していた名優のあまりにも早い旅立ちは、エンタメ界に大きな衝撃を与えました。
ゴロリというキャラクターは、声優の中村秀利さんと、着ぐるみを操るスーツアクター(ゴロリの中の人・古市次美さんをはじめとする卓越した操演スタッフ)の神技とも言える連携によって命を吹き込まれていました。当時の制作現場では、アクターの繊細な動きに合わせて中村さんが生で声を当てる、あるいは中村さんのアドリブ芝居にアクターが完璧なジェスチャーを合わせるという、極限の職人技が日常的に行われていたのです。
中村さんの訃報に接した際、久保田雅人さんは自身のブログやメディアの取材に対し、「中村さんは僕の芝居をすべて受け止め、育ててくれた恩人であり、唯一無二の相棒だった」と涙ながらに回顧しています。スタジオで23年間、毎週のように顔を合わせ、言葉を交わさずとも息が合う境地に達していた二人だからこそ、その別れの喪失感は計り知れないものでした。
噂の真偽を徹底検証|ネットで囁かれた「不仲説の真相」と23年間の戦友関係
インターネットの掲示板やSNS上では、時折「わくわくさんとゴロリは実は不仲だったのではないか?」というセンセーショナルな噂が独り歩きすることがあります。検索エンジンでも関連キーワードとして浮上することがありますが、結論から申し上げれば、不仲説の真相は完全な事実無根のデマです。
では、なぜこのような誤解が生じたのでしょうか。検証を進めると、主に2つの要因が浮かび上がってきます。
- プロフェッショナルとしての緊張感:番組収録現場において、二人は常に「いかに子どもたちに分かりやすく伝えるか」という高いプロ意識を持ってぶつかり合っていました。馴れ合いではなく妥協のない職人同士の真剣勝負であった様子が、部外者から見ると「ピリピリしている」と曲解された側面があります。
- 番組内でのコミカルなライバル関係:本編やミニ番組『つくってワクワク』の中で、わくわくさんが失敗してゴロリが得意げになったり、ゴロリのいたずらにわくわくさんがツッコミを入れたりする演出が定番でした。この秀逸な掛け合いのリアリティがあまりにも高かったため、一部の視聴者が現実の関係性と混同してしまったと考えられます。
実際の二人は、プライベートでも互いの舞台を観劇し合い、仕事仲間以上の敬意と友情で結ばれていました。久保田さんは講演会などで「ゴロリという存在がいてくれたからこそ、自分はわくわくさんでいられた」と繰り返し語っており、そこにあったのは不仲とは対極の、崇高な信頼関係でした。
【データ比較】NHK Eテレ歴代工作番組の変遷と『つくってあそぼ』の金字塔
NHK Eテレにおける造形・工作番組は、日本の幼児教育において極めて重要な役割を果たしてきました。歴代の代表的番組と『つくってあそぼ』が打ち立てた記録を比較データで振り返ります。
| 番組名・主要キャスト | 放送期間・実績 | 番組の特徴・スタイル | 教育的影響・評価 |
|---|---|---|---|
| できるかな (ノッポさん、ゴン太くん) | 1970年4月〜1990年3月 (通算20年間) | 無言劇(パントマイム)とナレーションによる進行。ダイナミックな大型造形が中心。 | 造形番組の礎を築き、最終回の「しゃべるノッポさん」は社会現象に。 |
| つくってあそぼ (わくわくさん、ゴロリ) | 1990年4月〜2013年3月 (通算23年間・最長) | 人間とキャラクターの対話型形式。身近な廃材を使った「作ってすぐ遊べる」玩具工作。 | 23年という最長記録を樹立。家庭内で手軽に実践できる工作文化を全国に定着させた。 |
| ノージーのひらめき工房 (ノージー、シナプー ほか) | 2013年4月〜現在放送中 (10年以上継続) | 「工作の作り方」を教えるのではなく、子どもの「ひらめき」や主体的な発想を重視。 | デザイン思考や創造性の育成を前面に押し出し、現代の教育ニーズに適応。 |
【実態検証】ネットの反応と世代を超えて愛され続ける工作アイデアの価値
SNSやネットコミュニティにおけるネットの反応を定点観測すると、『つくってあそぼ』および「わくわくさん・ゴロリ」というアイコンは、単なるノスタルジーの対象にとどまらない実用的な価値を持ち続けていることが分かります。
X(旧Twitter)や育児系フォーラムでは、「雨の日の室内遊びに困った時は、昔覚えたわくわくさんの工作を子どもと一緒に作っている」「ハサミの使い方やセロハンテープの切り方は全部わくわくさんに教わった」という投稿が日常的に見受けられます。スマートフォンやタブレット端末などのデジタル画面に囲まれる現代だからこそ、自分の手を動かしてモノを生み出す手触り感のある体験が、親たちから再評価されているのです。
また、久保田さんが発信し続ける「特別な材料を買わなくても、ゴミ箱行きになるはずだった箱や筒が宝物になる」という思想は、現代のSDGsやエコ教育の観点からも極めて先駆的なメッセージであったと再認識されています。

一般に知られていない制作の裏側と大人になって気づくプロの職人技
『つくってあそぼ』の映像を大人になってから見返すと、子どもの頃には気づかなかった驚くべき技術が随所に散りばめられていることに気づかされます。
例えば、わくわくさんが工作をする際の手元です。久保田さんは、視聴者である子どもたちが見てすぐに真似できるよう、「カメラに対して一切手元を隠さない手の角度」を徹底して訓練していました。通常、人間が自然にハサミを使うと手の甲が邪魔になって刃先が見えにくくなりますが、久保田さんは手首を外側に開く特殊なフォームを身につけ、ハサミが入る瞬間を常に視聴者に見せ続けていたのです。
また、番組の収録はほぼ一発録りに近い形で行われており、失敗したように見えてもその場で機転を利かせてリカバリーするアドリブ力が必要とされました。ゴロリの絶妙なツッコミや相槌は、予定調和ではない生きた空気感を生み出し、教育番組特有のお堅さを完全に排除することに成功していました。
【プロの結論】「対等な相棒」から読み解く教育的パートナーシップの本質
社会心理学および発達心理学の視点から『つくってあそぼ』の構造を分析すると、この番組が23年もの間支持され続けた決定的な要因は、「大人が先生として上から教えるのではなく、対等な立場で一緒に試行錯誤する関係性」を確立した点にあります。
従来の教育番組にありがちだった「正解を教える指導者と未熟な生徒」という垂直的な上下関係ではなく、わくわくさんとゴロリは時に競い合い、時に助け合う「横並びのパートナー」でした。ゴロリが失敗すればわくわくさんが助け船を出し、わくわくさんが調子に乗ればゴロリが冷静にツッコミを入れる。この心理的安全性に満ちた関係性こそが、視聴している子どもたちに「失敗しても大丈夫なんだ」「自分もやってみたい」という内発的動機付けを与えていたのです。
家庭や教育現場において、大人が子どもに対して過干渉にならず、かといって放任もせず、同じ目線で「面白いね」と共感し合える境界線(バウンダリー)の保ち方として、二人の関係性は現代の大人が学ぶべき最高のお手本と言えます。
【わくわくさん ゴロリ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴロリの声優・中村秀利さんはいつ亡くなられたのですか?
A1:2014年12月24日、くも膜下出血のため60歳で逝去されました。洋画吹き替えや多くのアニメで活躍された名声優であり、番組終了後も多くのファンから惜しまれました。
Q2:わくわくさんとゴロリが本当に不仲だったという事実はありますか?
A2:一切ありません。23年間の長期放送を通じて極めて強い信頼関係で結ばれており、互いをプロとしてリスペクトし合う戦友でした。不仲説はネット上の根拠のない憶測に過ぎません。
Q3:わくわくさん(久保田雅人さん)の現在の活動を見るにはどうすればいいですか?
A3:公式YouTubeチャンネル『わくわくさんの工作教室』にて定期的に動画が公開されているほか、全国の市民ホールや商業施設で開催されている工作ライブショーで現在も直接その姿を見ることができます。
Q4:ゴロリの年齢やキャラクター設定はどうなっていますか?
A4:ゴロリは5歳のクマの男の子という設定です。手先が非常に器用で、いとこに「ゴロネ」という女の子のキャラクターも登場していました。
まとめ:色褪せない工作の魔法と二人が遺した温かなメッセージ
『つくってあそぼ』が幕を閉じてから時間が流れた2026年現在も、わくわくさんとゴロリが残した足跡は、決して色褪せることはありません。声優・中村秀利さんの遺志を受け継ぐように、久保田雅人さんは今日もハサミと厚紙を手に、子どもたちの前で満面の笑みを浮かべています。
二人が23年間かけて私たちに教えてくれたのは、単なる「おもちゃの作り方」ではありませんでした。身の回りにある何気ないものを、自分のアイデアと工夫でワクワクするものへと変えていく――その創造する喜びこそが、二人が遺してくれた何よりの宝物です。ネットのデマや時間の経過に惑わされることなく、彼らが築き上げた本物の絆と工作の魔法を、これからも次の世代へと大切に語り継いでいきたいものです。 (出典: わくわく さん ゴロリ(Yahoo!ニュース))